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PureData

PureDataと音響プログラミング

最近になってPureData(以下PD)という音響プログラミング(というかビジュアルスクリプトかな?)で音響合成の学習をはじめました。PDはオープンソースのフリーウエアで、この手の電子メディア系プログラミングツールで最もメジャーかつ数少ない市販製品であるMax/MSPとルーツが同じ(開発者が一緒)ソフトです。詳しい説明はPureDataJapanに譲るとします。

前から音響合成で自作ツールを作るのは興味があって、NIのReaktorを少しずつ学習していたんですが、マニュアル以外の資料が少なくて。操作と基本的な作法は解るんですが、いざ具体的に仕様を考えて構築しようとすると、日本語で踏み込んだ情報がほとんどなくて。埒が明かないので、一応存在は知っていたPDを試してみることに。タダだし。PDは日本ではずっと認知度が低くて、一部のアカデミックな現場やメディアアート系の人たちしか使ってない印象だったんですが、最近になって盛り上がり始めて日本専門のコミュニティ(先述のPureDataJapan)や日本語書籍も充実してきました。

grainsampler

自分は電子工学科卒で、在学中にはもう音楽制作をやってたので、音響工学とベースに必要な数学は(がんばって思い出せば)大体は理解できます。とはいえ思った以上に手に馴染んでビックリしました。上の画像は自分で作ったグレインサンプラーのテストベッドですが、書籍で見たソースを元に自分の都合のいいように手を加えてあります。他にも今は加算、減算、フェーズディストーションやFMといった音声合成の基礎プログラミングや、ディレイ、FFTといったエフェクターと補助入出力系、鍵盤入力やOSCといったインターフェース系を順に習得していっています。思った以上に速いとはいえ、こんなことならもっと早く始めていればなぁと思いました。こんなに向いているとは…

とはいえさすがにすぐオリジナリティのある大規模プロジェクト(例は一番下に)とか組み立てられないし、そのつもりもなくて、ノイズマシンとかグリッチマシンとか、手頃な小さめのモジュールを幾つか作って、ライブ用のシステムに組み込むのに利用する予定です。基礎が解れば言語が変わってもいけると思うので、適当なタイミングでReaktorに移るか、併用するかもしれません。今後ライブ主軸で活動したい予定でいて、ライブ用に必要最低限のモジュールが自分で組みたいというのが大本の欲求なので。(そのへんと自分にとっての音響合成の重要性の絡みは、また別途記録できたらいいな、と。口だけでなしに実現するのが先…)

PDと音響プログラミングを始めるにあたって役に立った書籍についても書いておきますね。

原書はコンピューター音楽の聖典とまで言われている書籍の翻訳版です。お値段ビックリ、出版が母校(のお抱え出版社)で二度ビックリ。90年代初頭に書かれたとは思えないほど先見性にあふれた充実した内容(既にCubaseとMaxが入っている…!)で、しかも教科書として利用することと、対象となる読者層をハッキリ想定してあって、とても丁寧に書かれています。テクノロジーと音楽を結びつける基礎の全てが詰まってます。

ついに出た日本語チュートリアル。実際の仕様実装に役に立つ具体的なコーディングを例にしつつも、オブジェクト単位の説明やPDプログラム上の注意点まで丁寧で捗りまくります。まーこれも高いですがPDがフリーなことを考えたら…

最後にPDJapanで紹介されていて知った、お気に入りのPD作品を一つ。よくこれ見てウットリしてますw

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